わたし+ひと(パーソナルケア)
新卒で、経営コンサルティング会社に入社したとき、
私は2つのことを心に決めていました。
1つ目は、「3年はこの場所でがんばること」、
2つ目は、「人の3倍仕事をすること」
私はそれまでの人生の中で、自分1人で何かを決めてやりきったという経験がありませんでした。
両親は私のためを思ってか、私が頼りないからか
細かく指示されて育ってきました。
就職先だけは初めて、私一人で決めたことでした。
修行の場と思って、この会社を選びました。
入社前から残業当たり前、休みゼロ当たり前、全国出張当たり前と言われていましたが、
入社してみてもその想像通りの職場環境でした。
女性のコンサルタント比率は3%程度。
完全な男性社会の中で切磋琢磨働きました。
お蔭で数字もついてきて、少しずつ自分の得意なことが成果として繋がっていくようになっていました。
しかしそんな中でもずっと、
上司や会社が求める“成功”と自分が思う“成功”が異なることには
違和感を抱き続けていました。
もし仮に上司や会社の助言に従ってその成功している自分になったとしたら、
その私は、「わたしが嫌いなわたし」になっているだろう。
またその頃、身体も異変を訴えていました。
めまいと吐き気による低血糖症状が頻発するようになりました。
「自分の身体が喜ぶ生き方をしたい。」
それが素直な心の声でした。
悩みましたが、会社を辞め、新しい道のりを歩む決心をしました。
そして、決心した直ぐ後に主人と出会うことができ、今の自分がいます。
皆さんにも、自分の本心に気づく瞬間=シグナルがあると思います。
一見不安定なように見えますが、
そのシグナルこそが、あなたが本来の自分と出会うための道です。
今でも「あのとき、自分の心の声を無視しなくてよかったなぁ」と
思い返します。